ホウオウ - Pokémon Champions Wiki

ホウオウ [編集]

No.250 タイプ:ほのお/ひこう
通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)
隠れ特性:さいせいりょく(手持ちに戻るとHPが最大値の1/3回復する)
体重  :199.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
禁伝飛行HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ホウオウ1061309011015490680プレッシャー/さいせいりょく
レックウザ105150901509095680エアロック
ルギア1069013090154110680プレッシャー/マルチスケイル

ばつぐん(4倍)いわ
ばつぐん(2倍)みず/でんき
いまひとつ(1/2)ほのお/かくとう/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)くさ/むし
こうかなしじめん

第二世代の禁止級伝説で、ほのお×ひこう複合タイプ。
対となるルギアと同様、全ポケモン中トップクラスの特殊耐久を誇り、耐性が7つあるので耐久を生かしやすい。
3つの弱点はどれもメジャーで、いわ4倍は痛いが、みずでんきは特殊寄りなので、致命傷は避けやすい。
隠れ特性のさいせいりょくもあって、主にシングルにおけるサイクル戦向けの性能を持つポケモン。
禁伝あり環境では意識しておきたいザシアンを比較的安定して受けられるのが大きな強み。

一方で、攻撃性能には少々難がある。物理方面は一致技の火力に優れるが、サブウェポンが非常に少ない。特殊方面は比較的多くのタイプの技を覚えるが、特攻の数値がやや物足りない。
さらに禁止級としては低めの物理耐久も難点。一応準専用技のせいなるほのおによる5割火傷で補えるが、素早さ種族値90とあまり速くないため先手を取られることも多く、そうでなくとも4倍弱点で物理寄りの岩は大の苦手。
1匹で無理に突っ張らず、それなりに覚える変化技や後続との連携も活かした立ち回りが求められる。

ステルスロックでHPを半分削られてしまうので、HPを奇数に調整するか、あつぞこブーツを持たせたい。
特にあつぞこブーツはサイクル戦適正の高いホウオウと相性が良く、優先度が高い。

第九世代ではおいかぜ、ニトロチャージを再習得。しかし、もえつきる、マジカルフレイム、でんじはを失った。はねやすめも失われたままだが、一応じこさいせいで代用可能。
新要素テラスタルとの相性はまずまず。テラスタルすれば天敵であるステルスロックの影響を大きく軽減でき、4倍弱点も消すことが可能。



特性考察 [編集]

プレッシャー
相手から受けた技のPPを1多く減らす。
PPの少ない技なら、まもる・みがわり・はねやすめを駆使して削り切る事も不可能ではないが、ホウオウ自体流し性能が高いため、あまり現実的とは言い難い。
せいぜい、登場時のアナウンス順で素早さ判定ができる程度。基本的にさいせいりょくが優先される。
さいせいりょく
隠れ特性。引っ込むとHPが1/3回復する。
サイクル戦向きの特性で、ホウオウの能力に噛み合っているため、基本はこちら。
特殊相手ならじこさいせいで事足りる場合が多いものの、不意の急所で削られたときなど、プレッシャーと比べて活きる機会は多い。
ARサーチャー、VC金銀クリスタル(新規ダウンロード不可)、BDのハマナスパークのほか、とくせいパッチの使用でも入手できる。

努力値考察 [編集]

努力値配分HP攻撃防御特攻特防素早性格解説
HD耐久252-4-252-しんちょう種族値に沿った配分。
HB耐久252-236--20わんぱく耐性に沿った配分。
特化コライドン晴れ炎テラスフレアドライブ2耐え。
最速原種ガチグマ抜き。
HAベース252236---20いじっぱりアタッカーの配分例。最速原種ガチグマ抜き。
ASベース12252---244ようきアタッカーの配分例。準速ガブリアス抜き。

HPはさいせいりょく効率かつステロ対策のため、3nかつ奇数の3(2n-1)に調整するのが望ましい。
具体的には、12振り(183)・60振り(189)・108振り(195)・156振り(201)・204振り(207)・252振り(213)。

S90は伝説戦激戦区のため、最速・準速に振り切ってしまうのも有効。ダイジェットがなくなったため、すばやさを自前で上げるにはニトロチャージが必要。
積み前提の場合、性格はいじっぱりorわんぱくで、抜きたいラインまでSを振り、余りをHという振り方が基本。
ようきにするとS+1で黒馬バドレックスザシアンなども抜けるようになるが、ホウオウでそれらを相手にする必要があるのかは要検討。

+  素早さ調整例

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
せいなるほのお100(150)95火傷50%タイプ一致の準専用技。炎物理メインウェポン。火傷の追加効果が非常に強力。威力も高い。
フレアドライブ120(180)100反動1/3
火傷10%
タイプ一致技。火力重視。高めの耐久が削れるのが痛いが、さいせいりょくでカバー可能。
ニトロチャージ50(75)100素早さ↑100%タイプ一致技。積みつつ攻撃。補正なしでも130族を抜ける。タスキ潰しにも便利。
ブレイブバード120(180)100反動1/3タイプ一致技。反動はあるが、威力・命中共に安定。さいせいりょくとの相性も良い。
ダブルウイング40(60)*290-タイプ一致技。威力・命中は不安だが、反動なしで2回攻撃。
じしん100100-対岩炎電。一致技との補完に優れ、特に炎/飛を半減する岩に刺さる。
特殊技タイプ威力命中効果解説
オーバーヒート130(195)90特攻↓↓タイプ一致技。特殊最大火力。交代もさいせいりょくと好相性。
だいもんじ110(165)85火傷10%タイプ一致技。高威力と居座り性能を両立。
ねっぷう95(142)90火傷10%タイプ一致技。ダブル用。
ぼうふう110(165)70混乱30%タイプ一致技。命中不安。雨下で必中だが、炎技と相性が悪い。
エアスラッシュ75(112)95怯み30%タイプ一致技。追加効果は優秀だが威力は控えめ。
だいちのちから90100特防↓10%対岩炎電。両一致技との相性補完に優れる。
ギガドレイン75100HP吸収1/2対水地。ラグラージヌオーなど呼ぶ高耐久水に刺さる。じゃくてんほけんと相性が良い。
ソーラービーム120100溜め技対水岩。コライドングラードンの晴れやパワフルハーブとあわせて。
ウェザーボール50/100
(150)
100天候に応じて
タイプ変化
+威力2倍
晴れで威力225・雨砂雪で威力150。禁伝戦では活用しやすい。
シャドーボール80100特防↓20%ギラティナネクロズマに。禁止級への刺さりは良い。
10まんボルト90100麻痺10%対水飛。ホウオウミラー、ルギアカイオーガ等に。
かみなり11070麻痺30%雨下で必中。カイオーガの雨を活かせる。
ただし、無振りカイオーガ自体にはC252振りでも乱2。対面での突っ張りは無謀。
テラバースト80<120>100テラスタイプ連動テラスタル後は自身のテラスタイプの技になり、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
おにび85耐久型で、せいなるほのおのダメージよりも火傷を重視するなら。
めいそう-特攻↑特防↑ 絶大な特防で受けつつ攻めに転じる。半端な特殊アタッカーを起点に。
じこさいせい-耐久型の回復技1。癖のない高速再生技。PPは5。はねやすめは第九世代では覚えない。
いのちのしずく-耐久型の回復技2。自分を含めた味方全員のHPを1/4回復。ダブル向け。
リフレクター-物理面はそこまで硬くないので。
ひかりのかべ-特殊受けに使う際に。
おいかぜ-自身の素早さも補え、後続へのサポートにもなる。
ふきとばし-みがわりごと相手を交代させられる。特殊耐久は高いので打ちやすい。
ほえると違いぼうおんで無効化されることもないが、かぜのりきゅうばんには効果無し。
ふういん-主にダブルで。シングルでも受けループのじこさいせいを封じたりホウオウミラーに。
メタモンもふういん状態なら技が出せずに完封できる。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
すてみタックル
のしかかり
ハイパーボイス
ゴースト無効。
フレアドライブ
せいなるほのお
ニトロチャージ
オーバーヒート
だいもんじ
かえんほうしゃ
ねっぷう
一致技強化。炎テラス後による有利不利は特に変わらない。
テラバースト良耐性。
10まんボルト
かみなり
テラバースト
電気・水相手に切り返しつつ役割を失いにくい。特殊型ならかなり有用。
ギガドレイン
ソーラービーム
テラバースト
地面耐性を残しつつ水と電気に耐性を得る。テラバーストで水・岩に逆襲も可能。
A特化のいのちのたまテラバーストでH振りカイオーガまでを確1に。
テラバースト岩が一貫するうえ、対ドラゴンにはフェアリーテラスタルで十分な場合が多い。
テラバースト対岩。
テラバースト毒・猛毒無効。
じしん
だいちのちから
耐性を一気にスイッチするが、水は一貫。ステルスロックは半減に。
ミライドンについては水テラスを考慮するなら草だが、ボルトチェンジを咎めたいならこちら。
ブレイブバード
ダブルウイング
エアスラッシュ
ぼうふう
一致技強化。一貫性を高める。
しねんのずつき
サイコキネシス
耐性が少なく攻撃範囲も飛行と被るため、論外。
テラバースト岩が一貫する。
テラバースト多弱点。
シャドーボール
テラバースト
ノーマル無効。ねこだましやしんそくを対策できる。
テラバースト対竜。現環境での使い勝手は氷・妖テラスに劣る。
テラバーストいたずらごころ無効。
アイアンヘッド
テラバースト
4倍弱点の岩を半減など大幅耐性変更。
テラバースト妖飛炎地の範囲は優秀だが、元の耐性は虫格くらいしか残らない。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を一度だけ強化する。

型考察 [編集]

基本物理型 [編集]

特性:さいせいりょく
性格:いじっぱりorわんぱくorようきorゆうかん
努力値:HA252 or HB252 or AS252 or A252 BDS調整
持ち物:いのちのたま/あつぞこブーツ/じゃくてんほけん/きあいのタスキ/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ
確定技:せいなるほのお/ブレイブバード
優先技:じしん/じこさいせい
選択技:ギガドレイン/テラバースト(草・フェアリー)/ダブルウイング/アイアンヘッド/ニトロチャージ/フレアドライブ/オーバーヒート
変化技:ふきとばし/ひかりのかべ/みがわり/おにび/おいかぜ

種族値に沿った物理アタッカー型。
一致技は補完に優れ、これだけで対伝説ではゼクロム以外に等倍以上を取れる。

サイクル戦の適性が非常に高く、特性さいせいりょくのお陰で交代をするだけで回復する。
高い特殊耐久を活かして特殊に受け出し、交代先にせいなるほのおで火傷を入れていけば、
サイクルを繰り返すだけで、相手にだけダメージを蓄積していくことができる。

一方で岩が4倍弱点ということもあり、ステルスロックを強烈に呼ぶ。
あつぞこブーツを持つか、ステロを撒かれそうな時は先発で出すなど対策は必須。

確定技・優先技は8割以上の個体で使われている。
一致技かつ火傷で物理受けも狙えるせいなるほのお、威力の高いブレイブバード、耐久を活かすじこさいせい。
どれも代えが効かず、ホウオウの採用理由に直結する重要な技。
特にこだわりアイテムを持つか補完用ポケモンの手を借りるでもない限り、じこさいせいは確定で採用したい。

残り1枠は、一致技との相性補完にすぐれるじしん・ギガドレイン・アイアンヘッドか、特殊アタッカーを起点にできるみがわりなど。
ギガドレインは特殊技だが、一致技を受けに来る水・地や、物理偏重が多い4倍弱点の岩タイプに刺さりやすい。
テラバーストを覚えさせるなら、テラスタルは基本的に草かフェアリーの2タイプから選択を。

+  型サンプル1
+  型サンプル2

チョッキ型 [編集]

特性:さいせいりょく
性格:いじっぱり/ようき/しんちょう
努力値:HA or HD or ASベース
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:せいなるほのお/ブレイブバード/じしん
選択技:ギガドレイン/アイアンヘッド

特殊アタッカーに対し鬼のような特殊耐久となる。
しんちょうHD252振りでチョッキを持たせれば、ひかえめC252振りカイオーガの雨状態しおふきですら確2に抑える。ただし耐えたところで反撃は困難なので、素直に引こう。

チョッキだとステルスロックが辛く、引っ込まないと回復もできないので相手の構築への依存度が高く、強みを活かしにくい。
もとが特殊耐久が高いタイプなので、意表を突くことも期待できない。安定感を求めるなら下の特殊耐久型の方がよいかもしれない。

選択技にギガドレインを追加。C下降補正でも草4倍弱点勢に大きな負荷を掛けられる。特にいわ系に有効。

特殊耐久型 [編集]

特性:さいせいりょく
性格:しんちょう
努力値:HD252 S4
持ち物:ラムのみ/オボンのみ/たべのこし/あつぞこブーツ
確定技:せいなるほのお/じこさいせい
選択技:ブレイブバードorダブルウイング/じしん/ギガドレイン/ひかりのかべ/アイアンヘッド/ふきとばし

HPと特防に努力値を振って耐久を高めた型。
特性さいせいりょくで回復ができ、更なる特殊受けが期待できる。
ふきとばしがあれば積みアタッカーも怖くない。

せいなるほのおの5割火傷による攻撃低下を狙うのもいいが、
できるだけ控えに物理耐久の高いポケモン(岩を半減できるポケモンがおすすめ)を入れるのが好ましい。

おにび耐久型 [編集]

特性:さいせいりょく
性格:わんぱく
努力値:HB252 S4
持ち物:たべのこし
確定技:おにび/じこさいせい
選択技:ブレイブバードorダブルウイング/じしん/せいなるほのお/リフレクター

せいなるほのおの火傷5割を狙わずあえておにびで火傷を狙う型。
物理耐久を相対的に補うことができ、物理アタッカーの攻撃も耐える可能性が高くなる。
おにびの通用しない炎タイプにはじしん、炎/飛行に対してはブレイブバードorダブルウイングで応戦。


相性考察 [編集]

お互いの弱点を半減以下にする組み合わせが多いため、環境や構築に合わせて変えることができるのが強み。

  • ザシアン(剣王)
    フェアリーはがねタイプ。
    こちらの4倍弱点となるいわを半減可能で、あちらの弱点を両方カバーできる。
    ホウオウでザシアン(剣王)が苦手としている火傷状態を無効にできる。
  • 水×地面複合
    このタイプの組み合わせの中では、特性により水技無効のトリトドンヌオーと相性が良い。どちらも高速再生技を持つのでサイクルを回しやすい。
    フリーズドライに注意。

対ホウオウ [編集]

注意すべき点
非常に高い特殊耐久力とさいせいりょくを活かした受け回しができるポケモン。
せいなるほのおの火傷50%により、物理耐久も補える。
ステルスロックで対策しようにも、あつぞこブーツ持ちが非常に多く不安定。
じゃくてんほけん・とつげきチョッキとも相性がよく、突破力を増されたり、受け性能を向上される。
対策方法
初手ではたきおとすやトリック等で持ち物を無効化しておきたい。特にあつぞこブーツを無効化したうえでステルスロックを撒けば、サイクル戦性能がかなり落ちる。
物理耐久はせいなるほのおによる火傷に依存する部分が大きい。ラムのみやミストフィールドを用意するか、こんじょう持ちや炎テラスタルで受けるとよい。物理岩技なら不一致でも落としやすい。
禁止級は超火力のポケモンが多いので、特殊技でも弱点を突ければ一撃で倒せることもある。
+  対策可能なポケモン(一例)

外部リンク [編集]