ピカチュウ - Pokémon Champions Wiki

ピカチュウ [編集]

No.0025 タイプ:でんき
通常特性:せいでんき(直接攻撃を受けたとき、3割の確率で相手をまひ状態にする)
隠れ特性:ひらいしん(でんきタイプの技を受けた時、その技を無効化し特攻を1段階上げる。
           ダブルバトルで、自分以外のポケモンが使った単体対象のでんきタイプの技の攻撃対象を自分にする。)
体重  :6.0kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
専用道具:でんきだま(攻撃・特攻が2倍になる)
能力比HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値備考
ピカチュウ355540505090320せいでんき/ひらいしん
162152529でんきだま・無補正AC振り仮定
ライチュウ6090559080110485せいでんき/ひらいしん
Aライチュウ6085509585110485サーフテール

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん
いまひとつ(1/2)でんき/ひこう/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性ひらいしんの場合、でんき無効


シリーズを代表する、初代出身の単でんきタイプのポケモン。
序盤進化前ゆえに種族値は低水準だが、専用アイテム「でんきだま」により高火力を有する。
火力だけなら進化後のライチュウをも上回る一方、低耐久かつ素早さも中程度で行動機会に恵まれない。
タスキやスカーフを持たせてカバーすることもできないため、シングルでは鈍足ポケモン相手に一発撃って終わりという刹那的な運用になりがち。
また同様に火力についても、結局は火力アップの特性やアイテムを持っているメジャーどころと同程度のため、それらを意識して耐久に振っている相手には耐えられてしまうので過信は禁物。

火力に目が行きがちだが、特性ひらいしんのほか、ねこだまし、ほっぺすりすり、アンコールなどの妨害技も揃っている。
第七世代初期ではダブルでペリッパーと並べた構築が注目された。
単純なサポーターならば耐久のあるライチュウのほうが適性があるが、ピカチュウは高火力により放置を許さない点が強み。
放置はできないが、かといって倒すと雨エースに無償降臨されるため、相手に理不尽な二択を押し付けるポケモンとして評価を高めた。

ボルテッカーは特殊なタマゴ技であるためか、「タマゴ技を覚えたポケモンと一緒にピクニックして遺伝させる方法」では遺伝できないので注意。
過去作で配布された一部の個体は、過去作からHOME経由で転送したときにHOME側の技思い出しでボルテッカーを思い出せる。
LAに送れる個体なら、LAでボルテッカーを伝授してもらってからHOMEでSVのボックスに送り、HOME側で思い出させた後にレポートを書くと使用可能。

HOME経由でキャップピカチュウが解禁。キョダイマックスの廃止により、見た目以外に対戦上の違いはない。
個体によっては上記手段でもボルテッカーを思い出せないので注意[1]。第七世代の個体は習得させてから転送する方が無難。
色違いはUSUMのピカチュウの谷で貰える個体のみ存在する。ただし見た目の変化は無く色違いエフェクトが出るだけのものとなっている。

碧の仮面でははたきおとす、きあいパンチを再習得。
藍の円盤では配信限定だったがむしゃら、新技みわくのボイスとはやてがえしを習得。

ライチュウが覚えてピカチュウが覚えない技
きあいだま/ギガインパクト/はかいこうせん


特性考察 [編集]

ピカチュウの場合、共に受動的に発動する特性のため、環境やパーティ構築によってどちらも選択の余地はある。
ザックリとした目安としては、先制技を食らう頻度×0.3と、電気技が読め後出ししたいシーンのどちらが多いかで決めることになるだろう。

せいでんき
通常特性。接触技を受けると3割麻痺。
効果自体は悪くないが、低耐久かつ持ち物固定のピカチュウでは攻撃に耐えられないため、自身で活かすのは難しい。
一方で退きにくい高火力の先制技に対して、何もできずに終わるのではなく、3割とはいえ後続サポートができうるのは小さくない。
ひらいしん
隠れ特性。
元々でんき半減だが、非常に低耐久のため半減と無効の差は大きい。水や飛行にテラスタルする際はより有用。アンコールとも相性がいい。
また特殊型ならC上昇も活かせ、やや足りないことがある火力の補強ができる点も嬉しい。
ちなみにでんじはでも発動する。
ダブルでは水・飛行タイプと組んでサポートしたり、ほうでん持ちと組んで能動的に発動したりと用途が広い。
トレースされるとこちらの電気技が通らなくなるので、相手にポリゴン2サーナイトがいたら要警戒。
すじがねいりの電気技は引き寄せられない。かたやぶりはそれに加え無効化も不可能。デカヌチャンのでんじはやブリジュラスのエレクトロビームを相方に撃たれないよう注意。

努力値考察 [編集]

努力値配分HP攻撃防御特攻特防素早性格解説
AS最速-2524--252ようき「でんきだま」を所持し、物理技で削る。
CS最速--4252-252おくびょう「でんきだま」を所持し、特殊技で削る。

技考察 [編集]

ライチュウと異なり、きあいだまを覚えない点に注意。

物理技タイプ威力命中効果解説
ボルテッカー120(180)100麻痺10%
反動1/3
タイプ一致技。反動が痛い。
ほっぺすりすり20(30)100麻痺100%タイプ一致技。攻撃しつつ麻痺撒き。サポート用。
アイアンテール10075防御↓30%草/フェアリーやユキノオーに。命中不安。
じゃれつく9090攻撃↓10%竜に。やや命中不安。一致技とあわせて全18タイプに等倍以上。
きあいパンチ150100-高威力だが当てるには読みが必要。
有利対面から相手じめんへの交代読みなどで。
かわらわり75100壁破壊電気半減以下の鋼タイプに。壁構築に強くなる。
はたきおとす65/97100道具排除追加効果が優秀。
くさわけ50100S↑100%最速で積めれば準速スカーフガブリアスまで抜ける。
でんこうせっか40100優先度+1タスキ潰しに。シングルでは下記の先制技より採用率が高い。
ねこだまし40100優先度+3
怯み100%
タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。
フェイント30100優先度+2タスキ潰しや、ダブルでのまもる解除に。
素早さで優っていれば、しんそく持ちにも一矢報いることができる。
はやてがえし65100優先度+3
怯み100%
先制攻撃技を使う相手にのみ成功。主に鈍足アタッカーの先制技を読んで使う。
がむしゃら-100-襷や身代わりと併せて。
特殊技タイプ威力命中効果解説
10まんボルト90(135)100麻痺10%タイプ一致技。中威力・命中安定。
ほうでん80(120)100麻痺30%タイプ一致技。麻痺を狙えるが確率も威力も不安が残る。
ダブルバトルでは自分以外を攻撃。
ちくでんやひらいしんの仲間と組ませると有効か。
かみなり110(165)70麻痺30%タイプ一致技。高威力・命中不安。雨だと必中、晴れだと命中50。
相手がそらをとぶ、とびはねるの最中でも当たる。
ボルトチェンジ70(105)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。交代読みで。
くさむすび20~120100-対地面。威力不安定。
なみのり90100-対地面。ダブルでは周囲全体攻撃。
みわくのボイス80100そのターンに
能力が上がった
相手を混乱100%
対ドラゴン。DLCにて新規習得。みがわり貫通。
当てた後に能力を上げられても混乱しない点に注意。
テラバースト80<120>100テラスタイプ連動自身のテラスタルのタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
アンコール100妨害技。ひらいしんやみがわりとあわせて。
みがわり-交代読みや、アンコールとあわせて。
でんじは90妨害技。電気や地面、ひらいしんなどには無効。
リフレクター-サポート用。味方の防御を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特防を強化。
こうそくいどう-抜き性能強化。積む隙は少ない。
あまえる100物理型対策。あまのじゃくまけんきに注意。
かいでんぱ100特殊型対策。あまのじゃくまけんきに注意。
わるだくみ-特攻を強化。積む隙は少ない。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ボルテッカー
10まんボルト
一致補正2倍。低耐久の関係で一撃で倒す必要があるため最有力。
テラバーストじめんを透かす。わるだくみを積めれば美味しい。特性「ひらいしん」なら弱点は二つになる。
テラバースト電気技との相性補完に優れ、また4倍弱点も多い。元々耐久はないため劣悪な耐性は気にならない。
なみのり
テラバースト
対地面。ただしディンルーは倒せない。特性「ひらいしん」なら弱点は草のみ。
くさむすび
テラバースト
対地面。なみのりが等倍のヌオートリトドンなどに。地面が半減になるが過信はできない。
じゃれつく
みわくのボイス
対竜など。
テラバーストゴーストを透かす。特にサーフゴーを強く意識する場合に。
テラバーストしんそくなどの先制技対策として。
はたきおとす
テラバースト
いたずらごころ耐性の獲得とエスパー無効。
エスパー技をメインウェポンにする相手との相性が良く、攻撃の機会を作りやすい。
またいたずらごころ持ちとの対面で変化技を使う場合にも有効。
ステラテラバースト初回のみだが一致補正2倍とサブの威力も出せる。
メインを複数回打つ余裕はほぼ無いと考えれば実質電気テラスの上位互換。
テラバースト対草。地面が一貫する。
かわらわり
テラバースト
氷・ノーマルへの打点を得る。
テラバースト毒・猛毒無効。
テラバーストでんじは・電気無効。
テラバースト耐性が少なく、元の耐性との補完も無い。
テラバースト地面・格闘半減。
テラバースト対炎・虫・飛。弱点が多い。
テラバースト基本的に妖・氷テラスタルで十分。
アイアンテール
テラバースト
対妖など。

型考察 [編集]

でんきだまアタッカー型 [編集]

特性:ひらいしん/せいでんき
性格:ようき/おくびょう/せっかち/むじゃき/いじっぱり/ひかえめ
努力値:S252 AorC252
持ち物:でんきだま
確定技:ボルテッカーor10まんボルトorかみなり
物理技:じゃれつく/かわらわり/はたきおとす/くさわけ/ねこだましorフェイント
特殊技:ボルトチェンジ/くさむすび/なみのり/みわくのボイス
変化技:アンコール/みがわり/でんじは/こうそくいどう/わるだくみ

でんきだまを持たせた基本的な型。
準専用技ボルテッカーの火力は侮れない。無補正A振りでH振りバンギラスを確2と、A特化テツノカイナのサンダーダイブをも凌駕する。
ただ、いかにして攻撃機会を得るかが問題。タスキやスカーフに頼れないため、ひらいしんやアンコールの活用、味方によるサポートは必須となる。

両刀の場合、性格はせっかちやむじゃきも候補。
むじゃきなら先制技に強く、A特化マリルリのアクアジェットあたりは耐えて反撃できる。
一方で、比較的特殊が多めなでんきタイプに対してひらいしんを活用しようと出した場合に、サブウェポンで落とされやすくもなる。

また、全体的な耐久ライン・素早さラインが上がったため、いじっぱりやひかえめなどにしてわずかでも火力を上げるのを検討してもいい。
90族の場合、いずれにしても抜かれていたり、抜けていたりと上下関係が変わらないことが多い。
ちなみに準速にして抜かれうるラインは78~90族。レギュGのトップ50に入っているポケモンで例を挙げるとホウオウカイオーガキラフロルブリジュラスゴリランダーソウブレイズテラパゴスサーフゴーカイリュー
それらのポケモンもピカチュウと同様の状況であるため、Sは振らないか調整しているか、逆にスカーフ持ちかなど、ただの最速はあまり多くはない。
ただしもちろん、それらのポケモンが最速をよく選択する環境であれば注意。
また、ねばねばネット込みの場合、上記ポケモンのスカーフや+1補正に加え、ドラパルトマルマインには抜かれうる。

【ダブル】サポート兼アタッカー型 [編集]

特性:ひらいしん
性格:おくびょうorひかえめorいじっぱりorようき
努力値:CS252orAS252
持ち物:でんきだま
確定技:ねこだまし/かみなりorボルテッカーor10まんボルト
選択技:くさむすび/なみのり/ボルトチェンジ/じゃれつく/かわらわり/ほっぺすりすり/フェイント/まもる

ひらいしんとねこだましで相方の展開をサポート。火力の差がライチュウとの差別化点。
単に火力が高いだけでなく、相手の攻撃を誘えるので相方が動きやすくなるといった利点もある。
その分自身の行動回数は限られる。

おいかぜ持ちの飛行タイプ、特にペリッパーと相性が良い。
ひらいしんで電気技、ねこだましで相手の動きを封じつつ雨とおいかぜを始動でき、自身はかみなり、ペリッパーはぼうふうを上から必中で撃てる。

雨パでの運用の場合かみなり・ひらいしんのシナジーから特殊型での運用が基本となるが、雨パでない場合物理型も選択肢に入る。
ボルテッカーはいかく込みでも10まんボルトより少し下程度の火力は出るうえ放置された場合の自主退場手段としても使える。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

※パートナーが思い浮かばないからと言って項目自体を削除しないこと。


対ピカチュウ [編集]

注意すべき点
でんきだま+ボルテッカーの火力は物理電気随一。Cも強化されるため、地面タイプもくさむすびやなみのりで痛手を負う。
ねこだましやアンコール、ひらいしんを駆使した立ち回りも厄介。
耐久が低いとはいえ、並の先制技を1発を耐える耐久はある。
無振りを1発で倒すにはエースバーンのリベロA252ふいうち以上の火力が必要。
対策方法
でんきだまにより火力は高いが、進化前ゆえに耐久と素早さはライチュウより低い。
タスキを持つこともまずないので並のアタッカーなら一致等倍技で確1。
S90より速いポケモンなら行動機会を与えずに倒せる。

外部リンク [編集]


[1] LAには転送不可。第七世代で配信された個体はシンオウキャップ・イッシュキャップのみ思い出し可能。剣盾に配信された個体は全フォルムで思い出し可能。