フォレトス [編集]
No.0205 タイプ：むし/はがね 通常特性：がんじょう（一撃必殺技を受けない・HP満タン時に攻撃技でひんしになるダメージを受けても必ずHPが1残る） 隠れ特性：ぼうじん（砂嵐によるダメージを受けない・粉系の技と特性「ほうし」を無効化） 体重 ：125.8kg（けたぐり・くさむすびの威力100）
| ばつぐん(4倍) | ほのお |
| ばつぐん(2倍) | --- |
| ふつう(1倍) | みず/でんき/かくとう/じめん/ひこう/いわ/ゴースト/あく |
| いまひとつ(1/2) | ノーマル/むし/はがね/エスパー/こおり/ドラゴン/フェアリー |
| いまひとつ(1/4) | くさ |
| こうかなし | どく |
第二世代出身のむし×はがね複合。弱点が4倍のほのおのみで、耐性も非常に多い。
物理耐久が高く、豊富な設置技をがんじょうにより確実に設置、仕事を終えた時の自主退場も完備。
現環境での同複合はハッサムのみで、物理アタッカーが主力のそちらとは全く役割が異なる。
第九世代では新規習得技が非常に多い。
なかでも目玉と言えるのがでんじはの習得で、麻痺撒きの役割を得られたことでサポート性能にさらに磨きがかかった。
攻撃面では高防御を活かせるボディプレスを筆頭に、新技のアイススピナー、タネばくだん、ストーンエッジ、アイアンヘッド他多数を習得。
こおり・くさの新たなサブウェポンを得たうえに、ジャイロボールと好相性なのろいも覚えたことでアタッカー性能も向上。
むしのていこう、とびつくといった新たなサポート技も手に入れ、かつてないほどの大幅強化となっている。
一方でどくどく、ロックカットが習得不可になり、ボディパージ、リベンジが廃止されている。
いたみわけも当初は習得不可だったが、DLCの藍の円盤にて再習得した。BDSPで剥奪されたステルスロックも再習得。
テラスタルとの相性については要考察。
元々耐性が優秀なのでテラスタルを使う必要性は薄いかに思えるが、耐性を変えれば4倍弱点の炎を克服できる。
のろい・てっぺきによる攻守の同時強化が行えるようになったため、炎技持ちの物理相手に居座り狙いで単タイプ化する選択肢は十分考えられる。
炎を半減しつつそれなりの耐性を得るなら水、竜などが考えられるが、等倍で受けられるなら弱点の少ない霊なども候補になるか。
特性考察 [編集]
- がんじょう
- 不意のほのお技や、高火力の特殊技を受けても1回は動ける。元々サポートに向いた性能なので相性が良い。
かたやぶりには無効化されるが、所有者は基本的に物理アタッカー。
ほのお技を食らわない限り、高い物理耐久もあって1回は耐えるだろう。
警戒が必要なのはほのおタイプを持つかまどオーガポン、特殊アタッカーの役割を持つイダイトウ♀、一撃必殺を備えるオノノクスくらいか。
- ぼうじん
- 隠れ特性。第九世代で霰が消滅し、天候ダメージは元々無効化できる砂嵐のみ。
役割としては粉技対策。キノガッサなど相手にも設置技を撒いていきたいなら選択肢。
基本的に安定感はがんじょうに劣るので、採用の場合は明確な役割を与えておきたい。
努力値考察 [編集]
| 努力値配分 | ＨＰ | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 性格 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| HB耐久 | 252 | - | 252 | - | 4 | - | わんぱく | 種族値に沿った配分。 |
| HD耐久 | 252 | - | 4 | - | 252 | - | しんちょう | 種族値に沿った配分。 |
技考察 [編集]
| 物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| ジャイロボール | 鋼 | 1~150 (1~225) | 100 | 素早さ比依存 | タイプ一致技。高速アタッカーに対して高威力。のろいと併せて。 |
| ヘビーボンバー | 鋼 | 40~120 (60~180) | 100 | 体重比依存 | タイプ一致技。軽量ポケモンに対して高威力。ちいさくなる状態の相手には必中＋威力2倍。 フェアリーへの遂行を重視するなら候補。詳細は後述。 |
| アイアンヘッド | 鋼 | 80(120) | 100 | ひるみ30％ | タイプ一致技。安定した一致技。まひさせるか、トリル下でないと追加効果は狙いにくい。 |
| とびかかる | 虫 | 80(120) | 100 | 攻撃↓100% | タイプ一致技。性能安定で追加効果も優秀。交代されてもある程度負担をかけられる。 |
| とびつく | 虫 | 50(75) | 100 | 素早さ↓100% | タイプ一致技。がんせきふうじよりも安定性がある。ジャイロボールとは相性が悪い。 |
| ミサイルばり | 虫 | 25(37) *2～5 | 95 | - | タイプ一致技。きあいのタスキやみがわりに強いが威力は低い。期待値は3発。 |
| ボディプレス | 闘 | 80 | 100 | - | 新規習得。防御依存ダメージなのでAに振らなくても火力が出る。 防御種族値が高くてっぺきも覚えるので相性は非常に良い。 B無補正無振りでもパオジアンは確1。 |
| じしん | 地 | 100 | 100 | - | 対炎毒鋼。一致技との相性補完に優れる。ダブルでは味方を巻き込む。 |
| ドリルライナー | 地 | 80 | 95 | 急所ランク+1 | 対炎毒鋼。ダブルでの単体攻撃用。 |
| じならし | 地 | 60 | 100 | 素早さ↓100% | 追加効果が優秀。ダブルでは味方を巻き込むので注意。 |
| アイススピナー | 氷 | 80 | 100 | フィールド除去 | 新規習得した氷技。抜群範囲の広い優秀なサブウェポン。 追加効果でエレキフィールドなどの各種フィールドを除去する。 |
| タネばくだん | 草 | 80 | 100 | - | 新規習得。対水地。ラグラージを一撃で倒すにはA全振り+火力補強アイテムが必要。 |
| ストーンエッジ | 岩 | 100 | 80 | 急所ランク+1 | 対炎飛。新規習得。浮いている電気やウルガモス、リザードン、ファイアロー等に有効。 |
| いわなだれ | 岩 | 75 | 90 | 怯み30% | 対炎飛。ストーンエッジよりは命中安定。トリックルームでないと追加効果狙いは難しい。 |
| がんせきふうじ | 岩 | 60 | 95 | 素早さ↓100% | 攻撃兼サポート。とびつくより半減タイプが少ない。 |
| ロックブラスト | 岩 | 25*2~5 | 90 | - | 新規習得。威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。期待値は3発。 |
| しっぺがえし | 悪 | 50→100 | 100 | 後攻で威力2倍 | だいばくはつのイメージが強いおかげでゴーストを呼びやすく、相性は悪くない。 ただし、交代際には負担がかからないので注意。 |
| こうそくスピン | 無 | 50 | 100 | 設置技破壊 拘束解除 素早さ↑ | 素早さを上げても抜ける相手は限られるが、設置技の除去効果は優秀。 |
| カウンター | 闘 | - | 100 | 優先度-5 | 高い防御を活かして反撃。 |
| だいばくはつ | 無 | 250 | 100 | 自分ひんし | サポート後の退場に。 |
| 特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
| てっていこうせん | 鋼 | 140(210) | 95 | 最大HP1/2反動 | タイプ一致技。退場用。だいばくはつと異なり無効化されないが、稀に外す点に注意。 |
| むしのていこう | 虫 | 50(75) | 100 | 特攻↓100% | タイプ一致技。タスキを潰しつつ特殊アタッカーを弱体化。ダブルでは全体攻撃。 |
| ボルトチェンジ | 電 | 70 | 100 | 交代 | 交代読みや後続サポートに便利。特殊技なので威力はタスキ潰し程度。 とんぼがえりは覚えないので、じめんタイプによる受け出しに注意。 |
| でんじほう | 電 | 120 | 50 | 麻痺100% | からぶりほけんとのコンボによるロックカットの代用に。 |
| テラバースト | 無 | 80<120> | 100 | - | 自身のテラスタルのタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。 |
| 変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | ||
| ステルスロック | 岩 | - | 設置技1。無効化されない。リザードンやウルガモス等には大ダメージ。 3つの設置技の中では汎用性が一番高い。 | ||
| どくびし | 毒 | - | 設置技2。相手の控えに継続ダメージを与えられる。ふゆう・ひこう・どく・はがねタイプには無効。 浮いていない毒タイプが場に出ると消滅してしまう点に注意。 | ||
| まきびし | 地 | - | 設置技3。ふゆうや飛行に無効。ステルスロックorどくびしが優先されるが重ね掛けしたいなら。 | ||
| でんじは | 電 | 90 | でんきタイプに無効化されるので注意。ジャイロボールとの相性は悪いが、アイアンヘッドとの相性は良い。 | ||
| ひかりのかべ | 超 | - | サポート用。特殊面を補う。 | ||
| リフレクター | 超 | - | サポート用。後続にも有効。 | ||
| てっぺき | 鋼 | - | 積めば物理に対しては要塞に。ボディプレスと合わせれば積みアタッカーに。 | ||
| のろい | 無 | - | 新規習得。攻撃と防御を強化しつつ、ジャイロボールの威力も上げられる。 | ||
| ねむる | 超 | - | カゴのみと併せて、回復手段として。 | ||
| いたみわけ | 無 | - | 藍の円盤にて再習得。回復しつつダメージを与えられる。 | ||
| じゅうりょく | 超 | - | 先発サポートに。自身への恩恵は少ない。 | ||
| てだすけ | 無 | - | ダブル用。味方の火力補強に。 | ||
| ヘビーボンバーについて |
テラスタル考察 [編集]
| タイプ | 主な技 | 解説 |
|---|---|---|
| 無 | ギガインパクト からげんき のしかかり | ゴースト無効。 |
| 炎 | テラバースト | 炎半減＆火傷無効。 |
| 水 | テラバースト | 炎半減。 |
| 電 | テラバースト | 麻痺無効。 |
| 草 | タネばくだん | 粉技無効。炎が一貫する。 |
| 闘 | ボディプレス テラバースト | ボディプレスの威力向上に。フェアリーには鋼技で対抗できる。 |
| 毒 | どくづき | 炎を等倍に。どくびしの回収にも。 |
| 地 | じしん ドリルライナー | 4倍弱点の炎を等倍にしつつ相手の炎ポケモンの弱点を突ける。 弱点は増えるので切りどころに注意。 |
| 飛 | テラバースト | じめん無効。 |
| 虫 | ミサイルばり とびつく | 一致技の強化 |
| 霊 | のろい（効果変更） テラバースト | 格闘無効。のろいが呪いになる。 |
| 悪 | しっぺがえし テラバースト | いたずらごころによる変化技を無効化する。 |
| 鋼 | ジャイロボール ヘビーボンバー アイアンヘッド | 一致技の強化。 |
| 妖 | テラバースト | ドラゴン無効。 |
| ステラ | テラバースト | タイプはそのままに、各タイプの技の威力を一度だけ強化する。 一致技以外の補正は1.2倍だが、だいばくはつを併用した際に融通が利きやすい。 |
| 採用率の低いテラスタル |
型考察 [編集]
サポート型 [編集]
特性：がんじょう
性格：のんき/わんぱく/なまいき/しんちょう/ゆうかん/いじっぱり
努力値：HP252 防御or特防or攻撃252
持ち物：ゴツゴツメット/レッドカード/メンタルハーブ/ノーマルジュエル/ひかりのねんど/ラムのみ/くろいてっきゅう/イバンのみ
確定技：ステルスロック/だいばくはつorボルトチェンジ
攻撃技：がんせきふうじ/ジャイロボールorヘビーボンバーorアイアンヘッド/じしん/ボディプレス/とびかかるorミサイルばりorとびつく/こうそくスピン/しっぺがえし/カウンター
変化技：ひかりのかべ/リフレクター/じゅうりょく/どくびし/まきびし/でんじは/いたみわけ
ステルスロックやどくびし、まきびしを撒いたら、だいばくはつで退場する型。
確実に役割をこなすために、特性はがんじょうを推奨。
3つ全てを最大まで撒こうとするのは流石に悠長であるため、自分や相手の構築に合わせて最適なものを選びたい。
アタッカー型 [編集]
特性：がんじょう/ぼうじん
性格：ゆうかん
努力値：HP252 攻撃252
持ち物：くろいてっきゅう/こだわりハチマキ/いかさまダイス/とつげきチョッキ/ノーマルジュエル/ラムのみ/イバンのみ
確定技：ジャイロボール
攻撃技：ミサイルばり/だいばくはつ/じしん/しっぺがえし/ボディプレス/ストーンエッジ/ボルトチェンジ/カウンター/アイススピナー/タネばくだん
変化技：ステルスロック/のろい
設置技が得意なサポートのイメージが強い故に、先発でちょうはつを誘いやすいのを逆手に取って普通に殴る。
ハッサムと比べて火力は劣るが、攻撃技のレパートリーはそこそこ多い。
- 持ち物考察[1]
- ジャイロボールの威力計算式：(25×相手のすばやさ÷自分のすばやさ)+1
最遅フォレトスのSは40でくろいてっきゅうを持つと20となる。
結論から言うと、S159まではくろいてっきゅう。S159からはこだわりハチマキの方が威力が出る。- くろいてっきゅう
- S120から威力最大となる。具体的には最速58族や無振り100族。
ジャイロボールの威力の上限150を超える威力は出せず、ジャイロボール以外の技は強化できない。
S159まではこだわりハチマキの火力を超える。最速93族、準速108族まで。 - こだわりハチマキ
- S239から威力最大となる。ただし最速スカーフ（1段階上昇）95族、2段階上昇58族あたりからと最大火力を出せる相手は限定的。
全ての技を1.5倍にできるが、行動が固定される。S159からはくろいてっきゅうより火力が出る。
クッション型 [編集]
特性：ぼうじん
性格：なまいきorのんき
努力値：HP252 特防252
持ち物：とつげきチョッキ
確定技：ボルトチェンジ
選択技：ジャイロボール/だいばくはつ/じしん/がんせきふうじ/ボディプレス/しっぺがえし/カウンター/アイススピナー
優れた耐性と鈍足による後攻ボルトチェンジにより、後攻で受け出し、きあいのタスキを潰しつつ味方を無償降臨させる。
ハッサムと比べて、交代技自体の火力は乏しい点、でんき無効相手に効かない点、先制技が無い点が短所だが、
高い物理・特殊耐久を維持しつつ、特性ぼうじんによってキノガッサなどにも役割を持てる点が長所。
物理耐久は無振りでも元々高いため、ガブリアスのじしんを確3にできる程度の耐久はある。
相性考察 [編集]
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3～4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
※パートナーが思い浮かばないからと言って項目自体を削除しないこと。
対フォレトス [編集]
- 注意すべき点
- 弱点の少なさと高物理耐久、そして確実な行動が約束されるがんじょうが強み。
ステルスロックを始めとする設置技を一通り揃え、退場技も充実。
またサポート型がメインであることの裏をつく、ジャイロボール主体のアタッカー型も存在する。
じしんや岩技を持っている可能性が高いので、炎ポケモンの安易な後出しは危険。
- 対策方法
- サポート型ならちょうはつ、みがわり、マジックミラー等で対応。
アタッカー型はジャイロボール以外の威力は低いので、遅い高耐久ポケモンなら後出しも痛くない。
かたやぶり＋炎技でがんじょうを無視して倒せる。
特殊耐久は高くないので、等倍以上の特殊技で攻める。対策ポケモンの例