テラスタル - ポケモン対戦考察まとめWiki|百科事典

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バトルの考察よりも育成論の記述が多くなり実態に合っていないという理由により、
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テラスタル仕様一覧

第9世代で実装されたテラスタルの仕様、技の効果など。



テラスタルの基本仕様

  • バトル中お互いに1回だけ使用でき、効果は戦闘不能になるかバトルが終わるまで続く。
    • 過去作のメガシンカと同様、ターン制限や交代による解除は発生しない。
  • タイプが個体ごとに決められたタイプ(テラスタイプ)単独に変化する。
    • 元が複合タイプでも単タイプに変わる。
  • タイプ変化は「もえつきる」「でんこうそうげき」「はねやすめ」のタイプを失う効果よりも優先される。
    • タイプ一致補正については「元のタイプを失った」状態は無視せず計算される。
  • 「みずびたし」「へんげんじざい」などのタイプを変更する効果を無効化する。
  • テラスタル中に自分のタイプを参照する技を使う場合はテラスタイプを参照する。
    • オドリドリの「めざめるダンス」のタイプはテラスタイプと同じになる。
    • 「のろい」はテラスタイプがゴーストの場合は相手のHPを削る「呪い」の効果になり、ゴースト以外の場合は自身の能力を変化させる「鈍い」の効果になる。
    • 「もえつきる」はテラスタイプがほのお以外の場合、「でんこうそうげき」はテラスタイプがでんき以外の場合、必ず失敗する。
  • 元のタイプとテラスタルのタイプが一致しているとき、攻撃技のタイプ一致補正が1.5倍から2倍になる。(約1.33倍)
  • 元のタイプとテラスタルのタイプが一致していない場合、元のタイプのタイプ一致補正はそのままで、テラスタイプの攻撃技にもタイプ一致補正が付与される。(1.5倍)
  • 一般的な戦闘中のタイプ変更と同様、状態異常などにかかった状態でそれに耐性を持つタイプに変化しても回復はしない。
  • テラスタイプが一致しており、テクニシャン補正後の威力が60に満たない技は威力60に引き上げられる。
    • 優先度が付与されている技、連続技、重さを参照する技は対象外。
    • 対戦で活かせるのはしおづけ、ほっぺすりすりやニトロチャージ、ひやみずなど追加効果が目的の技の微強化くらい。
  • 野生やレイド産でテラスタイプが本来のタイプと異なっていたり、後述のテラスタイプ変更を実行したポケモンを親にしてタマゴを作っても、テラスタイプは遺伝しない。

テラバーストについて

  • テラスタルしている場合は技のタイプがテラスタイプに変化する。
  • 攻撃の実数値+ランク補正>特攻の実数値+ランク補正の場合は物理技扱い、そうでない場合場合は特殊技扱いで攻撃する。
    • 物理と特殊の切り替えはシェルアームズのような実際に与えるダメージ量では判断せず、特性やもちものの補正や相手の防御・特防は影響しない。
  • テラスタルしていない場合はノーマルタイプの特殊技固定。
  • テラスタルしていない場合はフェアリースキン有効(フェアリーわざになり、威力が1.2倍になる)
  • テラスタルした場合はフェアリースキン無効(タイプは必ずテラスタイプになり、威力は1.2倍にならない)
    • ノーマルテラスタルの場合もフェアリースキンは無効。テラバーストのタイプはノーマルとなり、スキン補正は乗らない。

主な使用例

  • 元の一致技の更なる火力強化。
  • 不一致技を一致化することによる攻撃範囲の増加。
  • テラバーストによる、本来覚えないタイプ(または、威力が低過ぎるタイプ)の攻撃技の獲得。
  • 弱点タイプに対する耐性獲得(ドラゴンタイプがはがねタイプに変化してフェアリー技を半減する、でんきタイプがひこうタイプに変化してじめん技を無効にするなど)。
  • タイプ特性の利用(草タイプの粉技無効、氷タイプの「ぜったいれいど」無効など)。
  • 一部のタイプ無効特性と組み合わせることで、優れた耐性を生み出す(地面弱点テラスタル+浮遊、電気弱点テラスタル+電気無効特性など)。

テラスタルの利点・欠点

プラス要素

一致技の火力補強、あるいはタイプ一致範囲を広げることで自身の攻撃性能を高める事ができる。
またダイマックスとは異なりターン制限はなく、引っ込めても効果が続くため、一度テラスタルすれば好きなだけその力を振るう事が可能。

防御側の視点としては、テラスタル後は元のタイプが参照されなくなるため耐性の切り替えに使うことができる。
特に弱点技を打たれるタイミングで無効タイプにテラスタルできると非常に強い。

マイナス要素

本来持っていた耐性を失う。
強制的に単タイプになってしまうため、ハッサムヌオー等、複合タイプの優秀さで高い耐性を誇るポケモンには相性が悪い。

テラスタイプの変更

テラレイドバトルなどで入手できる「テラピース○○(タイプ名)」50個をチャンプルタウンの宝食堂の店主に渡すことでそのタイプに変更できる。

  • シナリオ上でチャンプルタウンのジムリーダーを倒しておく必要がある。

テラスタイプ考察

ノーマル

ノーマル抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
なしなしかくとうなしゴーストなし
メリット
弱点は1つのみ。
ノーマル技が強化されるので優秀なノーマル技を持つポケモンなら有力な選択肢。
特に神速を打つカイリューが有名。弱点が減るのも特性と好相性。
ゴースト無効。弱点を消すためやかげうちによる縛りを解除する際にも使われる。
デメリット
ゴースト無効以外に耐性を持たず、攻撃タイプとしては一切弱点を突けない。

ほのお

ほのお抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
くさ・こおり
むし・はがね
ユキノオーモスノウ
ハッサムフォレトス
みず・じめん・いわほのお・くさ・こおり
むし・はがね・フェアリー
なしやけど無効
メリット
ほのおタイプは攻撃面・防御面ともに優秀なタイプ。
テラバーストが一部のポケモンには貴重な一致炎技になるため、その種のポケモンが対面or奇襲目的で使用。
やけど無効も物理アタッカーには嬉しい。
サブウェポンでの習得者が多めで、テラバーストに頼らないで済む場面が多い。
鋼タイプの弱点を突けて耐性を持てる唯一のタイプ。
デメリット
ステロダメージの倍増。

みず

みず抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
ほのお・じめん・いわバクーダセキタンザンでんき・くさほのお・みず
こおり・はがね
なしなし
メリット
弱点がくさ・でんきのみと防御面が優秀なタイプ。
PVで使われたようにセキタンザンのじょうききかん?を少ないダメージで発動させることができる。
水半減の中では弱点が少ないため有用。
鋼に耐性を持ちつつ地面が弱点にならないので、物理耐久の低いフェアリータイプなどは採用の余地ありか。
デメリット
サブウェポンでの習得者が限られるため、攻撃に活用したい場合テラバーストに頼りがち。
しおづけの定数ダメージが上昇する。

でんき

でんき抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
みず・ひこうギャラドスペリッパーじめんでんき・ひこう・はがねなしまひ無効
メリット
弱点が地面のみと非常に優秀であり、攻撃面でも弱点の少ないみずタイプの弱点を突ける。
特に特性ふゆう?持ちをテラスタルすることで実質弱点なしにできる。
ギャラドスに打点のないポケモンが奇襲する目的でも使える。
また麻痺無効が欲しい高速アタッカーも。
また、特殊な仕様として、でんこうそうげきのタイプ喪失を無効化するため2倍でんこうそうげきを連発可能。現状もえつきる習得者はいないため電気テラスタルのみの特権。
デメリット

くさ

くさ抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
みず・じめん・いわトリトドンナマズン
ヌオーカジリガメ
ほのお・こおり
どく・ひこう・むし
みず・でんき
くさ・じめん
なしやどりぎのタネ無効
粉技無効
メリット
粉技無効が優秀で、持ち物の自由度を残しつつキノガッサモロバレル対策を担える。
あついしぼう?もらいび?持ちなら弱点補完も可能。
デメリット
弱点が多い。優秀なテラスタイプである炎や鋼に弱い。
どく、むしはマイナーであるため少ないという見方もあるが、残る3つはメジャーでありサブウェポンとしても採用されやすいタイプである。

こおり

こおり抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
くさ・じめん
ひこう・ドラゴン
リククラゲトロピウスワタッコ
アップリュータルップルガブリアス
オンバーンカイリューチルタリスボーマンダ
ほのお・かくとう
いわ・はがね
こおりなしぜったいれいど命中30
ぜったいれいど無効
こおり無効
天候ゆきで防御1.5倍
メリット
抜群範囲が広く、テラバーストは6,7世代のめざめるパワーの2倍の火力で4倍弱点のポケモンに高威力の打点を持てる。
あられに変わって登場した新天候の「ゆき」の影響下では防御1.5倍の効果が得られる。
サブウェポンでの習得者が多めで、テラバーストに頼らないで済む場面が多い。
ぜったいれいどの命中が下がらない。
ぜったいれいど無効。
デメリット
弱点はメジャーかつ半減1つと耐性は期待できない。
優秀なテラスタイプである炎や鋼に弱い。
ステロダメージの倍増。

かくとう

かくとう抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
ノーマル・こおり
いわ・あく・はがね
パオジアンマニューラ
バンギラスドドゲザン
ひこう・エスパー・フェアリーむし・いわ・あくなしなし
メリット
弱点を突きにくい鋼・ノーマルタイプを含む5タイプの弱点を突ける。
ステロ耐性もある。
デメリット
ばかぢからのレコード・教えが消滅したため、サブウェポンの選択肢が乏しい。
かわらわりやテラバースト等が最大威力になる場合、等倍火力で見劣りしがち。

どく

どく抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
くさ・フェアリーなしじめん・エスパーくさ・かくとう・どく
むし・フェアリー
なしどくどく必中
どくびし除去
どく&もうどく無効
くろいヘドロで回復
メリット
フェアリータイプ打点の他、耐性に優れている。
毒々がダメージソースの相手をけん制しつつ、炎や格闘弱点を避ける場合に。
デメリット
対くさ・フェアリー用としては鋼タイプと競合する。あちらは半減タイプが非常に多く汎用性が高い。

じめん

じめん抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
ほのお・でんき
どく・いわ・はがね
エンニュートテツノドクガセキタンザン
ストリンダーテツノイバラジバコイル
キラフロルブロロローム
みず・くさ・こおりどく・いわでんき天候すなあらしのダメージ無効
でんじは無効
メリット
電気技無効・電気に抜群と電気に完全優位を持てるタイプ。
ボルトチェンジを唯一無効に出来るためボルチェンサイクルをカットできる。
弱点を突きにくい鋼・電気・毒タイプを含む5タイプの弱点を突ける。草タイプやフェアリータイプとの相性が良いか。
電気弱点のポケモンも電気技を無効にできる。
まひ無効ではないが、でんじはやほうでんなど麻痺技の多くを無効化できるため麻痺耐性になる。
ステロ耐性があるため、岩が4倍弱点のポケモンのサイクル性能向上にも。
ダブルではテラバーストで単体物理地面打点を用意できる。10まんばりきの収得者が少ないため役立つこともあるだろう。
デメリット

ひこう

ひこう抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
くさ・かくとう・むしキノガッサチヲハウハネヘラクロスでんき・こおり・いわくさ・かくとう・むしじめん撒菱、毒菱、ねばねばネット
フィールド効果無効
ありじごく無効
じわれ無効
メリット
地面技を無効にできるため、地面弱点のポケモンに有効。特に弱点が地面のみである電気タイプで強力。
地面に耐性を持てるタイプは他には草虫のみだが、その2タイプより耐性面に優れる。
ありじごく無効。じわれ無効。
デメリット
デメリットのある高威力わざとデメリットのない低威力わざに偏る。
フィールド効果が無効になる。
ステロダメージの倍増。

エスパー

エスパー抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
かくとう・どくドクロッグむし・ゴースト・あくかくとう・エスパーなしなし
メリット
デメリット
耐性が今ひとつ。
かくとう耐性ならひこうやどく、エスパー耐性ならあくやはがねなど、タイプ特性に優れる他タイプより防御面で優先される理由は薄い。

むし

むし抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
くさ・エスパー・あくアラブルタケチオンジェン
ノクタスマスカーニャ
ほのお・ひこう・いわくさ・かくとう・じめんなしなし
メリット
鋼タイプのポケモンが電気・氷弱点を避けて格闘、地面耐性を得るならありか。
もしくは蜻蛉返りやであいがしらを主軸にするポケモンの打点強化。
デメリット
範囲・一致技・耐性等のほとんどの要素が最弱クラス。他のタイプより優先したい状況が非常に限られる。
半減耐性が飛行の劣化。
ステロダメージの倍増。

いわ

いわ抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
ほのお・こおり
ひこう・むし
オドリドリ(めらめらスタイル)ファイアローウルガモス
デリバードモスノウアメモース
ストライクビークインビビヨン
みず・くさ・じめん
かくとう・はがね
ノーマル・ほのお
どく・ひこう
なし天候すなあらしのダメージ無効
特防1.5倍
メリット
抜群範囲が広く、岩技が欲しいポケモン(特に草タイプ)には嬉しい。
ウルガモス対策でピンポイントに使いたいなら。
デメリット
やはり弱点の多さが気になるところ。
はがねタイプと耐性・弱点が似通っているため、防御面ではほのお耐性を活かす必要がある。

ゴースト

ゴースト抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
エスパー・ゴーストなしゴースト・あくどく・むしノーマル・かくとう交換を制限する状態&特性の無力化
技のろいの効果が変わる
つのドリル無効
ハサミギロチン無効
カウンター無効
メリット
技の一貫性が高い。弱点がゴースト・あくと少ない上、ゴースト同士は互いに弱点のため実質的な不利タイプが悪のみ。
ノーマル無効・格闘無効と無効耐性を二つ持つ唯一のタイプ。
格闘タイプを無効にできるので格闘弱点のポケモンに。ノーマル無効により多くの先制技を透かせる。
ダブルバトルでは猫騙しを無効にできるため、おんみつマントを持たせず確実に行動させたいポケモンが使う場合も。
かげふみ・ありじごく・バインド技などのあらゆる交代封じを全て無効化できる。つのドリル・ハサミギロチン無効。
のろいの効果が変わる。
デメリット
技威力が低い。同タイプにこちらも弱点を突かれる。

ドラゴン

ドラゴン抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
ドラゴンなしこおり・ドラゴン・フェアリーほのお・みず・でんき・くさなしなし
メリット
一致ドラゴン技の火力アップを求める場合や
特殊耐久が高いポケモンを天候メタで使いたいときに。
また、みずタイプの弱点を全て半減できる。(草テラスタルも条件を満たすがドラゴンは草より耐性が良い)
デメリット
同タイプにこちらも弱点を突かれる。
攻撃タイプとしてはドラゴンの弱点しか突けず、氷やフェアリーの方が優秀なため技範囲目的での採用はまずない。

あく

あく抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
エスパー・ゴーストなしかくとう・むし・フェアリーゴースト・あくエスパー相手のいたずらごころからの変化技の無効化
ミラーコート無効
メリット
一貫性の高いゴースト・あく技を半減できる他、いたずらごころ?からの変化技を無効化できる。
ノーマルと違いゴースト耐性と対ゴースト打点を両立できる。
デメリット
ゴースト耐性目的ではノーマル、悪耐性目的では格闘やフェアリーが優先されやすい。
本作の準伝説が悪タイプなため、それらの対策ついでに弱点を突かれやすくなる点は留意。
攻撃範囲はゴーストに劣る。

はがね

はがね抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
こおり・いわ・フェアリーなしほのお・かくとう・じめんノーマル・くさ・こおり
ひこう・エスパー・むし・いわ
ドラゴン・はがね・フェアリー
どくどく&もうどく無効
天候すなあらしのダメージ無効
メリット
11タイプに耐性を持つ他どく・もうどく状態を無効化できる。耐性面を重視したテラスタイプとしては多くのポケモンで第一候補となる。
かくとうタイプ・ドラゴンタイプ・フェアリータイプは弱点すべてを半減以下にできるため相性は抜群。
ステロ耐性もあり。
デメリット
しおづけの定数ダメージが上昇する。
攻撃範囲は広くない。
じりょくで交換を制限される。

フェアリー

フェアリー抜群2倍抜群4倍弱点半減無効主なタイプ特性
かくとう・ドラゴン・あくコライドンサザンドラトドロクツキどく・はがねかくとう・むし・あくドラゴンなし
メリット
ドラゴン技無効・ドラゴンに抜群とドラゴンに完全優位を持てるタイプ。
めざめるパワーにはなかったフェアリー技を持てる。
フェアリー対策は多いため耐性は過信できないが、元が悪タイプの場合はフェアリー以外を半減できる。
高種族値からの高火力技でゴリ押してくるドラゴンを無理矢理止めることも。
デメリット
優秀なテラスタイプである炎や鋼に弱い。